2010年9月19日 観戦記
福岡ソフトバンクホークスvs埼玉西武ライオンズ(福岡ヤフードーム)
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福岡遠征の2日目。
今日は、今年から関西でのゲームを一緒に観戦するようになった、兵庫のお仲間の一人・Sさんも、ご友人と一緒に福岡に来て、落ち合うことになっています。
朝、起床して、ホテルで身支度を整えていると、Sさんから「福岡に着いた」との連絡が入り、私もチェックアウトしてドームへ。
試合開始1時間前にドームに着き、座席(レフトスタンド)に行って、Sさん達と合流。
また、私は初対面だったのですが、広島県からIKさんという男性ファン、さらに、開始30前くらいには地元の福岡からICさんという男性とも合流できて、5名での合同観戦となりました。
前日は、谷底に落とされたかと思ったら、一気に頂点まで登り…また地獄に突き落とされながらも、最後は天国…という、まるでジェットコースターに乗ったかのような、ものすごい試合だったが…(^^;
形はどうあれ、負けられない三連戦の頭は取ったし、勢いで連勝と行きたいところ。
スタメンは以下の通り(写真クリックで拡大表示)
初回…まるで昨日の試合のVTRを見るかのように、
大隣がいきなり片岡に先頭打者アーチを打たれ…「昨日と一緒かい!」という我々のため息とともに、ライオンズが先制点。
二死からは
フェルナンデスにもソロを打たれ、幸先悪く2点のビハインド。
だが、ホークスも、直後の1回裏に
多村の3ランで、あっさり逆転!
それでも制球に苦しむ大隣は、立ち直れず、3回表には
中島に2ランを打たれて、またライオンズが逆転。大隣は3回も持たず、この回途中で降板。
しかし、その裏に
小久保のタイムリーでホークスも追いつき、ライオンズ先発の帆足も4回で降板。
序盤から動きの激しいシーソーゲームとなり、5回表を終わって4−4の同点。
5回裏、ライオンズベンチは、怪我から復帰したばかりの、エース・岸投手を起用。
これには大きなどよめきが起こり、ライオンズファンからは歓声が上がったが…
この岸から、
松中がライトスタンドへ勝ち越しHR!
我々も
「おー、2日続けて信彦が!」「しかも、岸から打った!」と、喜びを分かち合う。
そして、続く小久保の打球も、レフトスタンドへ!
二夜連続の、MKアベックアーチだ!と思ったが…
打球を見ていた
良川塁審は、ファウルの判定。
たしかに、ポール際の、きわどい打球ではあったが…
打った小久保本人は、入ったと確信して、ガッツポーズで一塁に走り始めていたところ、ファウルと判定され、
「なぜだ!?」と両手を広げていた。
ホークスベンチからも、秋山監督やコーチ陣が、主審や良川塁審に抗議。試合は中断…
観ていた私も「入った…よね?小久保があんなに自信満々に一塁に向かっていたし」と言えば、ICさん達も「ファウルだと言うなら、ちゃんとビデオ判定して欲しい」と。
周囲のファンも思っていることは同じで、あちこちから
「ビデオ判定せんと!?」という声が上がり、ついには
「ビデオ!ビデオ!」のコールが自然発生。
抗議の様子を何気なく見ていると…立花コーチが激高し、秋山監督、大石コーチもさらに審判に詰め寄っている。嫌な予感が…
その予感どおり、場内への説明のためマイクを握った良川塁審は
「小久保選手の打球は、私が自信を持ってファウルと判断できるものです。なので、ビデオ判定は致しません」と…
これで納得できるハズがなく、場内はさらに怒号と野次が渦巻き、一部のライオンズファンだけが歓声と「良川いいぞ!」の良川コール。
ファウルの判定のまま、小久保の打席で試合再開。
結局、小久保は四球を選び、多村も内野安打でチャンスを広げると、
ペタジーニがレフトへ貴重なタイムリーヒット!
結果的には、本塁打よりもダメージを与えるような点の取り方で、ホークスがリードを広げた。
すると、7回裏…
この回から登板のライオンズのリリーフ・
小野寺が、小久保に死球を与え…これが
危険球と判断され、小野寺は退場処分。
今度はライオンズの渡辺監督が主審に猛抗議。
またしても試合中断。
審判の微妙なジャッジが元で、二度にわたる中断…ドーム内の空気も、殺気立ってきた。
今にして思えば、この時点で、試合が壊れてしまったのかも知れない。
予定外の小野寺の退場を受けて、急遽登板となった藤田投手は、明らかに準備不足。
しかも、試合の流れは完全にホークス…
多村、ペタジーニ、長谷川の3連続タイムリーに、さらに替わった長田投手からも、
松田の犠飛と
田上のタイムリーで加点し、
このイニング一挙5点追加!
もう完全に勝負あり。
ホークスの投手陣も、大隣降板後は、
金澤−森福−ファルケンボーグ−甲藤と繋いで、ライオンズに反撃を許さず、リリーフ陣の差も見せ付けての完勝。
ホークス 11−4 ライオンズ
勝利の瞬間、一緒に観戦した方々とハイタッチや握手。松中選手のヒーローインタビューや勝利の花火を見て、喜びを分かち合いました。
私は、帰りの新幹線の発車時刻が気になっていたので、一足先に失礼させて頂くことに…
「明日も勝って、一気に逆転優勝して貰いましょう!」と気勢を上げ、「是非、来年も一緒に観ましょう!」と約束を交わしてから、帰途につきました。
博多から、午後8時発の新幹線に乗車。
新大阪に着き、自宅に帰り着いたのは、午後11時半頃でした。