2015年8月18日 観戦記
オリックスバファローズvs福岡ソフトバンクホークス(京セラドーム大阪)
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待望のマジックが点灯し、最初の関西での三連戦。
マジックがつくのは久々だな…と思ったら、それもそのはず。昨年は、ペナントが最後の最後までもつれて、ホークスにマジックがつかないまま、宿敵バファローズとの直接対決で優勝を決めたのでした…。
この18日の
試合前の時点で、ホークスにマジック29が点灯。
選手達は、まだまだ優勝を強く意識する段階ではないかも知れませんが、我々ファンとしては、減っていく経過を見守るのが楽しみでもあります。
今回の三連戦は、20日は残念ながら仕事で観戦できないのですが、18日、19日の2試合は運良く休みがとれて、連続観戦へ。
開門前の、16時頃に京セラドーム到着。
大阪の観戦仲間と10ゲート前で合流し、いつもの26番通路から入ったレフトスタンドの下段席中段辺りに席をとって、試合開始を待つ。
両先発投手は、バファローズがエース金子投手で、ホークスは今季初登板初先発の千賀滉大。
金子投手は、前回に観に行った神戸の試合でホークス打線が攻略しているとはいえ、そうそう毎回は簡単に打ち崩せない相手。
こちらホークスは、先発投手としての実績は浅い千賀。
苦戦が予想されたが…。
初回、ホークスは二死から柳田、李大浩の連続ヒットでチャンスを掴むも、松田が三振に倒れて、無得点。
その裏のバファローズも、同じように二死から糸井、中島の両選手がヒットで、さらに打者ブランコという場面を作るが、ここも千賀が踏ん張って、初回を終えて0−0。
すると、2回表のホークスは、
中村と本多の連続ヒットで1,3塁のチャンスを作ると、一死から
今宮が一塁前にセーフティスクイズを敢行し、これがブランコ選手の野選を誘って、
1点を先制!何とも渋い形で、先制点をゲット。
味方が点を取った直後の2回裏、千賀は先頭の原選手に四球を出し、嫌なムードになりかけたが、続く川端選手のバント失敗併殺打など、バファローズの拙い攻めにも助けられて、無失点。
これでピッチングのリズムをつかみかけたか。
さらに千賀を援護したいホークス打線だったが、3回には二死3塁、5回には一死1,3塁のチャンスを作りながらも得点できず。
その間も、千賀はバファローズに得点を許さずにいたが、味方の援護がないと、流れがバファローズに傾きそうな不安もあり、我々も
「何とか…あと一本、欲しいけどねぇ」「千賀に報いてあげて欲しいなぁ」等と話しながら見守り、レフトスタンドからは、ホークスがチャンスを逃すたびに溜め息…。
それでも、自らの四球でピンチを招いた6回裏も併殺打で凌いで、7回裏は代打の岩崎選手、伊藤選手を連続三振に斬って、三者凡退。
球数が116球を数えたこの回で、
千賀は降板したものの、
7イニングを被安打4、四球4で無失点!
今季初登板初先発しては、充分すぎるピッチングだった。
金子投手も7回で降板したものの、ホークス打線は、8回表に登板した岸田投手、9回の平野佳寿も攻略できずに、結局は2回表に挙げた1得点のみ。
しかし、こちらも8回裏はリリーフの森が先頭打者を出しながらも無失点に抑え、9回はストッパーの
サファテが三人斬りで、ゲームセット。
僅差のゲームをモノにし、
千賀は今季初白星! それどころか、
プロ入り初の、先発投手としての勝利を記録したのだった。
ホークス1−0バファローズ
この日は、何といっても千賀のピッチングに尽きますね!
ヒーローインタビューも、どこか初々しさを感じさせる受け応えだったと思います。
応援団主催の、レフトスタンドでの二次会で盛り上がった後、一緒に観戦した仲間と
「千賀で金子に勝てたのは大きいね」「ただ、明日は中田(が先発)なので、不安ではあるけど…」と話しながら、ドームを後にしました。