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2011年11月4日 観戦記 パ・リーグCSファイナルステージ 第2戦

福岡ソフトバンクホークスvs埼玉西武ライオンズ(福岡ヤフードーム)

2011年のパ・リーグペナントレースは、ホークスが優勝。
2位のファイターズに17.5ゲームもの差をつけ、交流戦も制覇。
セパ11球団に全て勝ち越して、文句のつけようのない完全優勝と言ってもいいでしょう!

が、ホークスにとって鬼門となるのが、クライマックスシリーズ(以下CS)で…
この制度が出来てから、一度も日本シリーズに進出できておらず。
今年みたいに、ぶっちぎりで優勝を決めても、即シリーズ出場が決まらないのは、何とも理不尽な気もしますが、ルールである以上は、CSでも勝つしかない。
まさに、今年こそ!というわけで、私も、仕事が休みになっていた週末に照準を合わせ、福岡での第2〜第4戦の観戦予定を組みました。

CS初戦(第1戦)に勝利したホークスは、既に付与されているアドバンテージの1勝と合わせ、この時点で2勝0敗。
この日(第2戦)も勝って、一気に王手をかけたいところ。

新幹線で博多に降り立ち、天神まで移動して、ホテルにチェックイン。
少し休憩をはさんで、バスでヤフードームに。
ドームに着くと、この日の私の分のチケットを確保して下さっていた、北九州の方と合流。
グッズ売り場(DUG OUT)を少し廻ってから、入場。

両軍のスタメンは、以下の通り。



1回裏、ホークスが内川のタイムリー2ベースで、幸先よく1点を先制するが、直後2回表に、攝津が中村、フェルナンデスに連続をヒットを打たれ、浅村の内野ゴロと大崎のタイムリーで、ライオンズが逆転…
「攝津、今一つですね」「何とか立ち直ってもらわないと」と話しながら、我々もじっと見守る。

攝津は3回以降は立ち直るが、ホークス打線も岸投手を打ち崩せず。
3回裏には川崎の三塁打で一死三塁のチャンスを作るが、後続の本多、内川が倒れて、1点ビハインドのまま中盤へ。

6回表は、一死から走者を許し、中軸打者に回るピンチだったが、攝津が中村、フェルナンデスを抑えて、追加点は与えない。
するとその裏…先頭打者の 本多が、右中間を破る二塁打で出塁!
後続の内川 は、しぶとい流し打ちの二塁ゴロ。ヒットは打てずとも走者を進める、さすがの仕事ぶりで、一死三塁。
ここで4番カブレラが、レフトへ高々と犠飛を打ち上げて、同点!
さらに、続く5番・松田が、レフトスタンドへ勝ち越しソロアーチ!ホークス逆転!
打ちあぐねていた岸投手を、ようやく攻略し、試合の流れを引き寄せた。

結局、攝津は被安打5、無四死球、自責点2で、ゲームを作り、7回で降板。
対するライオンズは、岸を6回で降ろし、7回からは石井一、ミンチェを継ぎこんで来て、7回裏はホークスも追加点を取れず。

8回表は、二番手リリーフの森福が、四球を出してピンチを招きながらも失点は許さず、ホークス1点リードのまま裏へ。
8回裏…二死からヒットと四球で走者を貯めて、 二死満塁。
ここで打席に入った細川に代わり、ホークスベンチは 松中を代打で起用。
それに対し、ライオンズは抑えの牧田投手を出してきた。
その初球…インコースに来た球を、松中が思い切り振りきり、打球は、弾丸ライナーとなって、ライトスタンドへ一直線!

この瞬間、ライトスタンド…いや、ドーム内のほぼ360度を囲んだホークスファンは総立ち!
「やったー!」「信彦すげぇ!!」の大歓声に包まれ、松中選手もバンザイしてダイヤモンドを一周。
我々も、周囲の見知らぬファンの方々と、誰彼構わずハイタッチ、握手して、喜びを分かち合った。

終盤まで緊迫したゲームだったが、このグランドスラムで完全に勝負あり。
9回表は、馬原がライオンズ打線を抑えて、ゲームセット。

ホークス 7−2 ライオンズ

トドメを刺したのは松中の満塁アーチだったが、6回裏も渋い点の取り方だった。
こういう攻撃ができるチームは強い。
この日の勝利で、ホークスは悲願のCS制覇へ、あと1勝!王手をかけた。

一緒に観戦した人とは、「あと1つ…今年こそ、何としても勝ってもらわないと!」と話し、ドーム内で別れました。
勝利の花火を見届けた後、バスでホテルに戻り、翌日の観戦に備えて、早めに就寝。

※この試合の写真は、枚数が多くなってしまったので…こちらにまとめて掲載します m(__)m

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