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2013年6月9日 観戦記 セパ交流戦

中日ドラゴンズvs福岡ソフトバンクホークス(ナゴヤドーム)
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私自身、初めてのナゴヤドームでの観戦となりました。
当初、行く予定は無かった…というか、チケットを確保できなかったので、諦めていたのですが…
いつもお世話になっている、大阪のYさんから、チケットが1枚余ったという連絡を頂き、ご厚意に甘えて、観戦することに決めました。

午前9時過ぎに兵庫の自宅を出て、JRの新快速を乗り継ぎ、名古屋へ。
名古屋駅で知人へのお土産を買う等していると、ドームに着くのが試合開始直前になってしまったのですが…
Yさんは嫌な顔ひとつせず、入場口まで出てきて下さって、チケットを手渡して下さいました m(_ _)m
レフトスタンドのビジター応援席に移動し、試合開始を待ちます。



先発投手は、ホークスが山田、ドラゴンズは山本昌投手。
1回表、制球が定まらない山本昌から、先頭の中村がストレートの四球を選んで、2番・本多が送って、3番の内川がレフトスタンドへの2ランを放ち、あっさりと2点を先制!



幸先いいスタートだったが、ホークスの山田も、立ち上がりはピリッとせず、簡単に二死を取ってから連続四球でピンチを招き…和田選手は打ち取って、ここは何とか無失点。
が、2回裏も、全く同じパターンで、二死から投手の山本昌にも四球を与えて、二死1,2塁とし、松井選手にタイムリーを打たれて1失点。
3回裏は、3番・森野選手、4番・ルナ選手に連続ヒットを打たれて、無死1,3塁…相変わらず、観ている側とすれば、フラストレーションが溜まる投球内容。
レフトスタンドからは、応援団のリードで、早くも二度目となる「がんばれ、がんばれ、山田!」コールが発動し…ドラゴンズ打線の拙攻にも助けられて、どうにか無失点。

山田のピッチングに、我々以上にヤキモキしていたのは、ホークスベンチだったようで…
2−1と1点リードで迎えた5回表、無死1,2塁で山田に打席が回ってくると、ここで代打・李杜軒を起用。
3回までの山田はともかく、4回裏は三者凡退に抑えていて、あと1イニングで勝利投手の権利を得るし、前日(8日)は延長12回ドローで8人の投手を継ぎ込んでいる。
これらのことを考えると、ここは山田をそのまま打席に送り、バントさせるかと思っていたので…意外だった。
山田に対する期待の裏返しで、厳しさが見える采配だったように思う。
結局、李杜軒は四球を選んでチャンスを拡大し、ドラゴンズのバッテリーミスに乗じて1点を追加。

山田の後を継いだリリーフの山中は、セ・リーグには少ないアンダースローの持ち味を発揮し、5〜6回の2イニングを無失点。
2点リードで終盤に持ち込み、このまま継投で逃げ切りたいところだったが…



7回裏、3番手リリーフの柳瀬がピリッとせず、松井にヒットを打たれて、代打・山崎選手には死球で、無死1,2塁。
「打順的にも、ピンチですね」「ここはターニングポイントになるかも…」と、一緒に観戦している仲間達と話していたが…
一死後、ルナにセンターオーバーの2点タイムリー2ベースを打たれて、一気に同点!
大歓声に沸くドラゴンズファンと対照的に、レフトスタンドは「うわぁー!」「やってもーたな…」と、ため息の連続。
さらに5番・和田に四球を与えて、一死1,2塁となったところで、柳瀬は降板し、藤岡がマウンドに。



勝ちパターンの継投プランが崩れて、試合はドラゴンズペースに。
しかも、追い打ちをかけるかのように、次打者のクラーク選手の内野ゴロは、併殺打と思いきや、二塁のみ封殺で、一塁はセーフの判定。
見た限りでは、一塁も完全にアウトのタイミングで、これでチェンジだと思っていただけに…「なんでや!?」と。
選手も抗議していたが、レフトスタンドも怒りの声が渦巻き、「どこに目をつけとんじゃ!」「塁審は交替しろ!」と、厳しい野次が。
我々も「何でだろうね?(一塁手の足が)ベースから離れた?」「…かなぁ?セーフだとしたら、そうなんだろうけど、そうは見えなかった」と、首を傾げるばかり。
二死1,3塁で走者は残り、打者は谷繁選手と、さらに嫌な流れは続いたが…藤岡は落ち着いて谷繁を内野ゴロに仕留め、なんとか同点止まり。
完全にドラゴンズがイケイケの状況の中、よく藤岡が抑えてくれた。
振り返ってみると、ここがポイントとなった。



同点に追い付かれたものの、すぐ直後に勝ち越せば、またホークスに流れを引き戻せる。
期待通り、1番の中村から始まる好打順の8回表は、その中村がリリーフの岡田投手から四球を選んで、2番の本多は送りバント。
初回と同じ展開でチャンスを作ると、ここで内川が、この日3打点目となるタイムリー2ベースで、再びホークス勝ち越し!レフトスタンドは歓喜の渦で、万歳三唱!
続いて松田がヒットと盗塁で一死2,3塁とチャンスを拡げるが、5番・長谷川は三振…のはずが、なんと谷繁がボールを逸らし、3塁走者の内川が生還!
さらに、ボールが三塁側を転々とする間に、2塁走者の松田までホームインし、振り逃げの長谷川は2塁に到達!




思わぬ形でリードが広がり、大盛り上りのレフトスタンドだったが、ここでドラゴンズの高木監督は、岡田と谷繁のバッテリーを懲罰交替…
これには、ホークスファンも失笑するしかなかったw
たしかに、谷繁がもっと早くボールを追っていれば、松田まで生還させたり、長谷川を二塁にまで行かせることは無かったはずだし…
ベテランの怠慢ともとれるプレーで、ドラゴンズが自ら勝機を手放したような印象を受けた。
代打のラヘヤにもタイムリーが出て、4点リードとなって、勝負あり。
この8回表は、応援団が次々とチャンステーマを演奏し、その指揮につられて、我々も大きく声を張り上げ、ボルテージも最高潮!



8回裏は、前日に2失点で延長ドローのキッカケを作ってしまった岩嵜が、調整も兼ねての登板となったが、この日は無失点。
9回裏は、五十嵐が締めて、ホークスの快勝。



勝利投手は、7回途中から登板して逆転のピンチを凌いだ藤岡で、これで4勝目。



ホークス 7−3 ドラゴンズ


試合後、ヒーローインタビューを受け終えた内川選手に、レフトスタンド全体から「内川選手!ホークスに来てくれて、ありがとう!」の大合唱を送ると、内川選手も大きく手を振って応えてくれました(^^)



私自身も、急きょ決まった名古屋行きで、しかもYさんのお仲間とも初対面ながらも、仲良く話が出来て、勝利の喜びを分かち合い…
いい思い出ができました!

Yさん達は近鉄特急で大阪に帰りましたが、私は特急は使わず、行きと同じく、JR新快速を乗り継いで帰ることに。
コストを抑えて、ゆっくり帰ろうと思い、運良く座席には座れたのですが、長時間座りっぱなしで微妙に腰が痛くなり…米原で乗り換える頃には、疲れも溜まってました。
勝ちゲームを観た後だから良かったものの、もし負けゲームの後だったら、疲れも倍増していたかも知れませんねw

また名古屋に行く機会があれば、今度はコストよりも旅の快適さを優先して、新幹線か特急を選ぶべきか?
考える余地がありそうです(^^;

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