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2012年5月9日 観戦記

オリックスバファローズvs福岡ソフトバンクホークス(ほっともっとフィールド神戸)
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昨年は全球団に勝ち越しての完全優勝で、CSと日本シリーズも制して、8年ぶりの日本一に輝いたホークス!
ですが、今年は、杉内、和田、川崎、ホールトン…といった主力選手の大量離脱を受けてのスタートとなりました。
誰の目から見ても、戦力ダウンは明らかですが、そんな中でも若手の台頭や、新入団選手等の活躍で穴を埋め、3年連続のリーグ優勝成るか?
注目のシーズンです。

  

その2012年のシーズンも開幕し、4月17〜19日の京セラドームでの3連戦は3戦とも仕事で観に行けなかったので、この5月9日の神戸での試合が、私自身の今季初観戦。
付き合いの長い仲間達とも、久々の再会を果たし、レフトスタンドの前から6列目辺りの席に陣取りました。



この日の先発投手は、バファローズは日本球界復帰後初の一軍マウンドとなる井川、ホークスは大隣。
1回表のホークスは、井川投手の前に三者凡退。
その裏のバファローズも、先頭の坂口がヒットで出塁するが、続く大引のバントがフライとなって、坂口が戻れず併殺!
このミスにも助けられ、大隣は、2回以降は自身の投球リズムを取り戻して、バファローズ打線に走者を許さず。
3回表、ホークスは江川の二塁打を足がかりにチャンスをつくり、明石のショートへのタイムリー内野安打で1点を先制!
さらに今宮もヒットで続き、一死満塁のチャンスだっただけに、追加点が欲しかったところだが…惜しくも1点止まり。

  

そして迎えた4回表…松田、小久保が凡退して二死無走者となったところで、なぜか井川投手の元に、一塁側ベンチからコーチが駆けつけ…
井川は、どうやら足を痛めた模様。そしてベンチに向かう。アクシデントか…
場内アナウンスでは、手当てのためにベンチに下がったと説明されたが、そのままマウンドに戻ってくることはなく、井川降板
バファローズ側は先発投手の予定外の降板で、塚原投手が急遽リリーフで登板。
井川投手の症状は心配だが…ゲームの方は、ホークスにとっては有利な流れになると思われた。
塚原投手も準備不足だろうし、一気に点差を広げて、主導権を握れるかに思えたが…その塚原をホークス打線は全く攻略できず、8回まで無得点に抑えられる。

一方の大隣は、5回まではバファローズ打線を危なげなく抑え、6回裏は二死1,2塁で4番打者の李大浩を迎えるが、三振に仕留め、ピンチを切り抜ける。
が、7回裏も北川の二塁打や代打・鈴木のヒット等で、一死満塁の大ピンチ!
隣で観ている仲間とは「(6回に続き)また山場やね。もう(大隣の球数が)100球超えてるし…」「でも、ここは(同点に)追いつかれるまでは(投手を)替えないかな?」と話しながら、見守るのみ。
続く9番・宮崎選手を三振に斬って取り、二死満塁となったところで、大隣は降板。
ここでの我々の会話は、「(次打者の)坂口まで(大隣を替えずに)引っ張るかと思ったけど…」「いや、もう限界でしょう」

リリーフに、今年からホークスに加入した岡島投手が登板
その岡島から、坂口が三塁線に鋭い打球を飛ばし、やられた!と思ったが、レフトのフェアラインからギリギリ…数十cm外れて、ファウル!
レフトスタンドは「ひぇ〜!」という悲鳴と安堵の溜め息が交錯し、我々も「あぶなー!!」と肝を冷やした(>_<)
結局、ここでは岡島が坂口をサードフライに仕留めて、この大ピンチを無失点で切り抜けた!
もうこれで、ホークスの勝利が見えてきた。

  

8回裏は、安定感抜群のセットアッパー森福が登板。大引、後藤を抑えて、二死から李大浩にライトへヒットを打たれるが、二塁へ向かった李大浩は、ライト内川の好返球でアウト!
9回表も追加点が取れずに1点リードのままで9回裏を迎えてしまったが、守護神ファルケンボーグ三者連続三振の完璧火消しで、ゲームセット!
先発の大隣はこれで今季3勝目、ファルケンボーグは13セーブ目。

ホークス 1−0 バファローズ

  

終わってみれば、ホークス打線は僅か4安打。これでよく勝てたな…という印象。
それでも、大隣投手の粘りの投球と、リリーフ陣の好投に、バックの攻守。まさにナイスゲームでした。



仲間達とは「いい試合だったけど、きつかった」「今年はこんな試合が増えるかな…」「若手にはチャンスだから、どんどん出てきてもらわないと!」と話しながら、帰途につきました。

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